本規約は、合同会社ナースラボ(以下「当社」といいます)が提供する手指衛生データ分析アプリ(以下「本アプリ」といいます。第 1 条第 1 項に定義するものと同じ)の利用条件を定めるものであり、本アプリを利用する際に適用されます。ユーザー(第 1 条第 2 項に定義するものをいいます)は、本規約の内容を理解し、同意のうえで、本アプリを利用するものとします。なお、本規約の内容と、本規約外における本アプリの説明等とが異なる場合は、本規約の規定が優先して適用されるものとします。
第 1 条(定義)
本規約において使用する用語の定義は、次のとおりとします。
- 「本アプリ」とは、当社が提供する手指衛生データの収集・可視化・分析等の機能を有するウェブアプリケーションをいいます。
- 「ユーザー」とは、本アプリにアカウント登録のうえ当社所定の手続により本アプリを利用する者(医療機関の職員、研究者、教育機関関係者等を含みます)をいいます。
- 「調査データ」とは、ユーザーが本アプリに入力・アップロードする手指衛生に関する観察記録・ID・部署・職種・時刻等のデータをいいます。
- 「ユーザーコンテンツ」とは、調査データのほか、ユーザーが本アプリを通じて送信・登録するテキスト、画像、ファイルその他一切の情報をいいます。
- 「個人情報」「仮名加工情報」「匿名加工情報」は、個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」といいます)の定義によります。
- 「外部決済サービス」とは、Stripe等の第三者が提供する決済サービスをいいます。
第 2 条(適用・変更)
- 本規約は、ユーザーと当社との間の本アプリの利用に関わる一切の関係に適用されます。
- 当社は、民法 548 条の 4 に基づき、本規約を変更することができます。変更の合理性・必要性、内容、効力発生日を本アプリ内または当社ウェブサイトに掲載する方法により周知し、利用継続により同意が成立するものとします。ユーザーに不利益となる変更については、相当期間前(原則 30 日前)に通知します。
第 3 条(アカウント登録)
- 本アプリの利用を希望する者(以下「利用希望者」といいます。)は、本規約の内容を理解し、これに同意のうえで、当社の定める方法によりアカウント登録を行うものとします。
- 当社は、アカウント登録者に以下の事由があると判断した場合、該当アカウントを削除することがあり、その理由については一切の開示義務を負わないものとします。
(1) アカウント登録に際して虚偽の事項を届け出た場合
(2) 本規約に違反したことがある者の登録である場合
(3) その他当社がアカウント登録を相当でないと判断した場合
第 4 条(アカウント管理)
- ユーザーは、登録情報を真実かつ最新の内容に保つものとし、アカウント情報(ID・パスワード)を適切に管理します。
- ユーザーは、自己の責任においてアカウント情報(ID・パスワード)を管理するものとします。
- ユーザーは、いかなる場合にも、アカウント情報(ID・パスワード)を第三者に譲渡又は貸与することはできません。当社は、アカウント情報(ID・パスワード)の組み合わせが登録情報と一致してログインされた場合には、そのアカウント情報を登録しているユーザー自身による利用とみなします。
- アカウントの不正使用等によりユーザーまたは第三者に損害が生じた場合でも、当社の故意又は重過失がない限り、当社は責任を負いません。
- ユーザーは、所属組織の代理権限に基づき本アプリを契約・利用するものとし、組織内利用者の行為について連帯して責任を負います。
第 5 条(利用条件・料金)
- 本アプリの利用には有料サブスクリプション(月額又は年額)の契約が必要です。料金・プラン・支払方法・支払期日は本アプリ内等で表示します。
- 外部決済サービス(Stripe)により課金処理を行う場合、ユーザーは同外部決済サービスの規約・プライバシーポリシーに従うものとします。
- 利用料金には消費税及び地方消費税その他公租公課が別途課されます(表示が税込の旨の明示がある場合を除く)。
第 6 条(お客様情報の取扱い)
- 当社は、ユーザーがアカウント登録・利用にあたり入力した以下の情報を当社管理下のデータベースに保存します。
(1)メールアドレス
(2)ユーザー名
(3)病院名(任意)
(4)パスワード(ハッシュ化保存)
調査データはユーザーごとに保存され、ユーザーは本アプリの機能を通じてCSV等の形式でエクスポートできます。 - 外部決済サービスの利用時、メールアドレス・電話番号・請求先住所・病院名(任意)・支払情報等は、当該事業者(Stripe)に直接提供され、当社は必要最小限の情報(取引状況、顧客識別子等)のみを保持します。
- 当社は、ユーザー情報および調査データについて、個人情報保護法その他関連法令、ガイドライン、医療情報保護に関する指針に従い、合理的な安全管理措置を講じます。
- 当社は、ユーザーの承諾なく調査データを第三者に提供しません。ただし、法令に基づく場合、生命・身体・財産の保護のために必要で同意取得が困難な場合、業務委託先に機密保持契約等により必要な範囲で提供する場合、又は統計的に加工し個人を識別できない形で開示する場合を除きます。
- 当社は、調査データを統計化・匿名化して、品質向上・研究開発・サービス改善等の目的で利用することができます。この場合、個人識別性は失われ、ユーザーに対価は発生しません。
- 外国にある第三者に個人データを移転する場合、個人情報保護法に従い、同意取得、移転先の制度等の情報提供、又は委託先の継続的な体制確認等を行います。
- 本アプリにおける個人情報の詳細な取扱いは、別途定める「プライバシーポリシー」によります。当社が本規約とプライバシーポリシーの間の不一致を認めた場合は、当該範囲でプライバシーポリシーが優先します。
第 7 条(知的財産権)
- 本アプリに関する著作権、商標権、特許権、ノウハウその他の一切の知的財産権は、当社又は当社に使用許諾した正当な権利者に帰属します。
- ユーザーは、本アプリの利用に必要な範囲を超えて、複製、改変、頒布、送信、第三者への提供・再提供(SaaS の再販等を含む)をしてはなりません。
- 本アプリにおいて使用される第三者ライブラリや OSS は、各ライセンス条件に従います。
- 調査データおよびユーザーコンテンツの権利はユーザーに帰属します。ただし、当社は本アプリの提供・保守・品質向上の目的のため、当該データを無償・非独占的に利用できるものとします(第 5 条 5 項の統計化等を含む)。
第 8 条(禁止事項)
ユーザーは、本アプリの利用にあたり、以下の行為を行ってはなりません。
- 法令又は公序良俗に違反する行為。
- 当社又は第三者の権利・利益を侵害する行為。
- 本アプリのリバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブル、不正アクセス、セキュリティテスト、その他これらに類する行為の無断実施。
- 本アプリの運営を妨げる行為又は当社サーバーに過度な負荷を与える行為。
- 本アプリ又はその成果物(レポート・CSV 等)の再販売・再提供・貸与・レンタルその他本アプリを実質的に第三者へ提供する行為。
- 反社会的勢力への利用許諾又は当該勢力を利する行為。
- その他、当社が不適切と合理的に判断する行為。
第 9 条(医療上の注意・お客様の責任)
- 本アプリは、医療施設における手指衛生状況の調査データ分析を目的とするツールであり、診断・治療・予防等の医療行為を目的とするものではありません。臨床判断や患者への診療を代替しません。
- 本アプリは医療機器等法(薬機法)上の医療機器に該当するものではありません。ユーザーは、本アプリを医療機器として使用してはなりません。
- ユーザーが入力する調査データの正確性・完全性・最新性はユーザーの責任とし、当社はデータ入力・運用に関与しません。
- ユーザーが本アプリを用いて作成した成果物を第三者に提供する場合、その利用・管理により生じる一切の責任はユーザーが負います。
- ユーザーは、個人情報保護法、医療法、医療情報ガイドライン、所属機関の内規等の適用法令・規程を遵守するものとします。
第 10 条(サブスクリプション契約)
- サブスクリプションは自動更新型とし、ユーザーが解約手続を行うまで、合意された期間(⽉額又は年額)ごとに利用料金を支払うものとします。
- ユーザーは、当社所定の手続によりいつでも解約できます。解約は次回更新日の前日までに行った場合に、次回以降の請求を停止します。期間途中の解約による日割り・返金は、法令に定めがある場合を除き行いません。
- 支払の遅延・不能がある場合、当社は当該支払完了までサービス提供を停止し、相当期間を定めて契約を解除できるものとします。
- 当社は、料金を変更できます。値上げの場合、原則として効力発生日の30日前までに通知し、ユーザーが期間満了までに解約しない場合は変更後の料金に同意したものとみなします。
第 11 条(サービスの変更・中断・終了)
- 当社は、保守・アップデート・セキュリティ確保・法令対応・不可抗力等のやむを得ない事由により、本アプリの機能追加・削除・仕様変更・一時中断・提供終了を行うことができます。
- 利用に重大な影響を及ぼす予定停止・終了については、可能な限り事前に通知します。
- 変更・中断・終了により生じた損害について、当社の故意又は重過失による場合を除き、当社は責任を負いません。
第 12 条(保証の否認)
当社は、本アプリに事実上又は法律上の瑕疵(安全性・信頼性・正確性・完全性・特定目的適合性・エラー・バグ・中断等)がないことを明示・黙示を問わず保証しません。ユーザーは自己の責任において本アプリを利用するものとします。
第 13 条(損害賠償・責任の制限)
- 当社がユーザーに対して責任を負う場合(債務不履行・不法行為その他法的根拠を問いません)、当社の故意又は重過失による場合を除き、ユーザーに生じた直接かつ現実の損害の賠償に限られ、かつ、当社が当該ユーザーから直近 12 ヶ月間に受領した当該サービスの対価額を上限とします。
- 当社は、当社の故意又は重過失による場合を除き、特別損害・間接損害・結果的損害・逸失利益・データ喪失に関する損害等その他の一切の損害について責任を負いません。
- 消費者契約法その他の強行法規により上記の全部又は一部が無効・取消しとなる場合、本条は法令の許容する最大限の範囲で適用されます。生命・身体又は財産への重大な損害に関する当社の責任制限は、法令に反しない範囲でのみ適用されます。
- ユーザーは、本規約の違反したことその他の如何なる理由によっても、当社に損害を与えた場合、その損害(間接損害、特別損害、結果的損害、逸失利益等を含み、合理的な弁護士費用を含むものとします)を賠償するものとします。
第 14 条(不可抗力)
天災地変、停電、通信障害、第三者のサービス停止、疫病流行、法令・行政指導、労働争議その他当社の合理的支配を超える事由により履行が遅延・不能となった場合、当社はその責任を負いません。
第 15 条(反社会的勢力の排除)
- ユーザーは、以下の各号について表明し、保証します。
①自己、または自己の役員、重要な地位の使用人これに準ずる者、経営に実質的な影響力を有する株主等(以下「自己の役員等」という)が、暴力団、暴力団員、またはその関係者、その他反社会的勢力(以下総称して「反社会的勢力」という)ではなく、過去にも反社会的勢力でなかったこと、また今後もそのようなことはないこと。
②自己、または自己の役員等が、反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有しておらず、また今後もそのようなことはないこと。
③自己、または自己の役員等が、反社会的勢力を利用していないこと、また今後もそのようなことはないこと。
④自己、または自己の役員等が、反社会的勢力に対して資金等を提供し、または便宜を供給するなど、反社会的勢力の維持運営に協力し、または関与していないこと、また今後もそのようなことはないこと。
⑤ユーザーは、自らまたは第三者を利用して、相手方および相手方の役職員、株主、関係会社、親会社、顧客、取引先等の関係先等(以下「関係先等」という)に対し暴力的行為、詐術、脅迫的言辞を用いず、相手方および相手方の関係先等の名誉や信用を毀損せず、相手方および相手方の関係先等の業務を妨害しないこと。 - 当社は、ユーザーが前項に反した場合、本契約を解除することができます。この場合、当社はユーザーに発生した損害を賠償することを要しないものとします。
第 16 条(機密保持)
- ユーザーは、本アプリに関して知り得た情報又は当社から開示を受けた当社の営業上、技術上の情報その他一切の情報を秘密として保持し、第三者に開示漏洩しないものとし、本アプリ利用の目的以外の目的で利用しないものとします。
- 前項の規定にかかわらず、以下の各号に該当する情報は、秘密保持義務から除外するものとします。
①開示された時点で、公知であった情報又は既に利用者が保有していた情報
②開示後、当社の責によらず公知となった情報
③ユーザーが第三者から、秘密保持義務を負うことなく合法的に入手した情報
④開示された情報によることなく、独自に開発した情報 - ユーザーは、その役員及び従業員を含む第三者が、第1項の情報を自ら不正に使用したり、または漏洩したりする事の無い様な適切な処置を講ずるものとします。
- 前三項の規定は、本契約終了後も効力を失わないものとします。
第 17 条(譲渡禁止)
ユーザーは、当社の事前の書面承諾なく、本規約上の地位又は本規約に基づく権利義務を第三者に譲渡・承継・担保設定できません。当社は事業譲渡等に伴う承継を行うことができます。
第 18 条(通知方法)
当社からユーザーへの通知は、本アプリ内表示、電子メールその他当社が適当と判断する方法により行います。これらの通知は、当社が発信した時点で効力を生じます。
第 19 条(退会・データの削除)
- ユーザーは、当社所定の手続により退会できます。退会後、当社は法令上・契約上の保存義務を除き、合理的期間経過後に個人データを削除・匿名化します。
- 退会前にユーザーは自らの責任でエクスポートを行うものとし、退会後のデータ提供は原則として行いません。
第 20 条(規約外事項)
本規約の解釈等に疑義が生じた場合や本規約に定めのない事項については、ユーザーおよび当社が双方誠意をもって協議の上、円満解決を図るものとします。
第 21 条(準拠法・裁判管轄・言語)
- 本規約の準拠法は日本法とします。
- 本アプリに関して紛争が生じた場合、大阪地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
- 本規約は日本語を正文とし、他言語訳が存在する場合でも日本語版が優先します。